米インフレ指標受けビットコインは7.9万ドル近辺へ、FOMC判断控え市場は利上げ確率を織り込み
AI マーケットサマリー
ビットコインは、CPIが予想と一致したことで、FOMC会合を前にインフレのサプライズによる直近のリスクが低下し、79,000ドル付近へ反発した。市場は依然として25bpの利上げに相応の確率を織り込んでおり、金利感応度は高い状態が続いている。暗号資産全体のリスク選好は改善(時価総額は約2.7兆ドル、Fear \u0026 Greedは73)したものの、現物ビットコインETFでは大幅な純流出が見られ、清算も高水準のままで、レバレッジを伴うポジショニングを示唆している。
影響度
● 高い
影響を受ける資産
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▲ 強気
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ビットコインは米インフレ指標の発表直後に下落した後、持ち直して7万9,000ドル近辺で推移した。米消費者物価指数(CPI)は前年比3.4%上昇、前月比0.4%上昇と、いずれも市場予想通り。コアCPIは前月比0.3%上昇で、予想(0.2%)を上回った一方、コアの前年比は7月の2.5%から2.4%へ鈍化した。
指標発表は、連邦準備制度理事会(FRB)の9月15-16日会合の5日前に当たる。ケビン・ウォーシュ議長率いる委員会が同会合で投票を行う。CME FedWatchでは0.25ポイント利上げの確率を約69%と見積もり、Polymarketは62%、Myriadは61%と算出した。
暗号資産市場では、時価総額が再び2.7兆ドル付近まで回復。イーサリアムは7.48%高の2,611ドル、ソラナは4.53%上昇して100ドル台に乗せた。ジーキャッシュ(Zcash)は過去1週間で23.09%上昇し、24時間では4.71%高。Crypto Fear & Greed Indexは73に上昇し、Altcoin Season Indexは38だった。
資金フローでは、現物ビットコインETFが約3億3,050万ドルの純流出。デリバティブでは、暗号資産先物の建玉(オープン・インタレスト)が1.52%増の4,299.9億ドル、24時間の取引高は2.27%増の8,771.1億ドルとなった。清算総額は8億9,709万ドルで、ロングの清算が4億9,385万ドル、ショートは4億324万ドル。
値動きは、ビットコインが寄り付き7万6,529ドルからCPIを受けて日中安値7万6,040ドル近辺まで下落後、7万9,837ドルまで上昇。足元は7万9,007ドル近辺で、日中上昇率は3.24%となった。
テクニカル面では、50日指数平滑移動平均(EMA)が200日平均を上回り、ゴールデンクロス形状となった。ただし、両者の乖離が十分でないため、記事では厳密な意味でのシグナル確定とはみなしていない。相対力指数(RSI)は59.7で、買われ過ぎの目安とされる70を下回る水準。
フィボナッチ・リトレースメントは、夏場の安値6万8,858ドルと8月下旬高値8万2,281ドルを基準に、7万3,986〜7万5,569ドルのゾーンが示された。上値の目安としては8月下旬高値の8万2,281ドルが意識され、米東部時間水曜日午後2時のFRBの金利判断を前に、上昇継続の焦点とされた。