ビットコイン、6.4万ドル手前で上値重く推移 FRB議事要旨を控え様子見
AI マーケットサマリー
ビットコインは63,000ドル超で持ち合いとなっているが、64,000~65,000ドルのゾーン下で重い供給に引き続き直面しており、短期のポジショニングは慎重なままだ。支援材料としては、米国の現物BTC ETFへの純流入が再び増加していることや、弱めの労働関連データを受けてFRBの緩和が見込まれていることが挙げられる。一方で、原油価格の上昇と中東の海上輸送の緊張がインフレ懸念を再燃させ、利下げのストーリーを複雑化させる可能性があり、これが相殺要因となっている。次の重要な材料はFOMC議事要旨だ。
影響度
● 中
影響を受ける資産
BTC/USDT+0.21%
AI インサイト · BTC/USDTAI インサイト
● 中立
今すぐ取引
⚠️ AI によって生成されたインサイトはニュースコンテンツに基づくものであり、情報提供のみを目的としています。投資助言を構成するものではなく、BingX の見解を示すものでもありません。投資にはリスクが伴います。責任ある取引を心がけてください。
CoinMarketCapによると、ビットコインは先週の反発後、足元では6万3,000ドル台を中心に落ち着いた値動きとなっている。もっとも、6万4,000ドル近辺の戻り売りは厚く、上値は抑えられたままだ。市場ではFRBの追加利下げ観測が引き続きリスク資産を下支えする一方、原油高と中東の海上輸送リスクといった新たな不確実性を織り込み、短期センチメントは慎重姿勢に傾いている。
足元の支援材料はETF資金流入だ。米雇用指標の弱含みを受けて利下げ期待が強まり、マクロ環境改善への見方が広がったことから、ビットコインはこの1週間で上昇。米国の現物ビットコインETFは2営業日連続で純流入となり、長く続いた流出局面に一服感が出た。機関投資家マネーが一部戻り始めた兆しとされる。
一方、企業の保有動向がボラティリティを高めた面もある。Strategyは第2四半期にビットコイン保有で83.2億ドルの損失を計上し、ビットコインを3,588BTC売却したと開示。発表後、相場は一時6万1,000ドル前後まで下落し、24時間でレバレッジのロングが約5億ドル清算されたが、その後は6万3,000ドル台へ持ち直した。
テクニカル面では、6万4,000~6万5,000ドルに明確な抵抗帯が意識される。価格構造としては5万8,000ドル水準からの反発が確認できるものの、節目の6万5,000ドルは回復できていない。現値は約6万5,800ドルの50日移動平均線を下回っており、上昇局面での売り圧力が残っていることを示唆する。
短期では、4時間足で複数の短期移動平均線を上回って推移し、サポートは6万1,500~6万3,000ドルに形成されつつある。ただしRSIには弱気のダイバージェンスが見られ、高値更新に勢いが伴っていない可能性がある。清算の偏りとしては、6万4,500~6万6,000ドルにショートの清算が相対的に集中し、6万1,000~6万1,500ドルにはロングの清算が集積。レンジを上下に離れれば、変動が増幅する余地がある。
一部アナリストは、FRB会合の議事要旨が短期の材料になり得るとみる。6万4,000ドルを上抜ければ上位の抵抗線を試す展開が想定される一方、6万700~6万1,000ドルのサポートを割り込めば下押し圧力が再び強まりかねない。
金利観測に加え、原油と地政学も相場の不安定要因だ。ホルムズ海峡周辺の輸送安全への懸念が再燃し、原油価格は1バレル=69ドルを上回った。原油高が長引けばインフレ期待が再点火し、FRBが迅速に緩和へ動くとの見方を弱める可能性がある。
当面のビットコインは、ETF資金流入と利下げ期待が下支えする一方、原油高・地政学リスク・テクニカルの上値抵抗が重石となり、強弱が綱引きする局面が続く見通しだ。市場の焦点は、FRB議事要旨の内容と、6万4,000~6万5,000ドルのレンジを明確に上抜けられるかに集まっている。